Strange Liberation/Dave Douglas
ありそうで無かった、フリゼルとの競演。今まで無かったのが、不思議な位です。やはり2人のサウンドは、バッチリかみ合っていて、予想以上の仕上がり。

コンスタントに、アルバムをリリースしているダグラスですが、新作はフリゼルが初参加!いや〜。この布陣は完璧です。他のメンバーも、強者揃い。そっち系のファンなら、驚喜乱舞モノです。が、日本盤の発売は、ないそうですね。まぁ、日本盤だと、買わない事が多い、へそ曲がりなので、関係ないです。
- まずは、ご挨拶程度に短めの、小品です。ジナスのベースが轟き、フリゼルが空間を切り裂く。ダグラスとポッターの、奇妙なアンサンブルが、強烈です。
- 本気出しまっせ!ローズの音が聞こえてきた時点で、もう”アノ”世界が広がります。フリゼル大暴れ。うぉー!心おきなく逝って下さい。
- ポッターがバスクラで、カウンターラインを吹いています。一貫して出てくる進行なのですが、なかなか、面白いラインです。しかも美しい。ダグラスの作曲者としての才能に、唸らされます。ソロでも、長いメロディーラインを、紡ぎ出すダグラス。さすがです。
- 独特なハーマンの音です。木管的な柔らかい音。やはり、ノンビブラートで攻めてきます。音の対話を楽しみましょう。それぞれのメンバーのソロがあります。ポッターのテナーも野太くて良い。しかし、フリゼルの、訳分からなさ加減は、尋常ではありません・・・。
- ポリリズム・プログレ系。疾走感抜群!キメも格好いい。間違いなく、目頭が熱くなります。
- フリゼルの真骨頂。ノイズ・空間系です。うきーっ!
- 一転、歪み系ギターで、変形ロックブルース。かと思いきや、4ビートで、ソロ回し。白熱しますねー。
- 個々のメロディーが、うねるように、有機的に絡まって、ひとつの音楽が完成するって感じ。様式美さえ漂います。ギターとトランペットのユニゾンが泣かせます。最後で、ピョンって跳ねるのが、面白いなぁ・・・。
- 空間浮遊系小品。このアルバムで一貫して感じられるのが、リズムと時間軸に対する、自由なアプローチです。揺らぐリズム。厚いハーモニー。クリシェを多用し、さらに広がり続ける空間。興味深い作品です。
- 一転、ラテンもので、ダグラスが吹き倒します。変則的な小節数ですが、流れるようなポッターのソロが絶品です。
- 超絶ファンク。ジナスの繰り出す、野獣並のファンクビートが気持ちよい。当然、フリゼル先生は炸裂しています。負けじと、ポッター君も吠えます。鼻血ブーです。しかしながら、不思議と美しい曲想なのは、何故?まさに、ダグラス・マジック!
- A Single Sky
- The Jones
- Catalyst
- Strange Liberation
- Skeeter-ism
- Just Say This
- Seventeen
- Mountains From The Train
- Rock of Billy
- The Frisell Dream
- Passing Through
- Dave Douglas(tp)
- Chris Potter(ts,bcl)
- Bill Frisell(g)
- Uri Caine(rhodes)
- James Genus(b)
- Clarence Penn
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