Bird Of Paradise/Marcus Printup

新作はチャーリー・パーカー特集のアルバムです。


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そして、何故かハープ入りだったりします。全曲に参加しているわけではないので、コードレスクインテットといった不思議な雰囲気になっています。コードレスのバンドって自由度が高くて結構好きなんですが、演ってみるとホントに大変だったりします。しかもサックスがテッド・ナッシュで、パーカーから遠ざかっていますが...。ま、現代も生き続けるパーカーのバップ魂の表現といったところでしょうか。前作の「Peace in the Abstract」から引き続きリズム隊はレギュラー日本勢の2人です。特に、高橋 慎之助のドラミングは圧巻です。

シブイ選曲。「Stupendous」からです。ラッパとテナーのバトルは燃えますが、パーカーものらしくないハジケ具合です。笑っちゃいます。
「Now's The Time」ではイントロとエンディングでハープが効いています。サヴォイ盤の有名なフレーズです。あとはコードレスクインテットのブルース。落ち着いた雰囲気です。
バラード「Lover Man (Take 2)」はワンホーンでハープの響きの中、ブルージーに朗々と歌い上げます。しかもキーが D♭だし...。昔の曲には、よくあるキーでラッパにも丁度良いかもしれません。今度練習してみようかな。
「Bird Of Paradise」です。「All The Things You Are」です。ハープがソロを取るのは珍しいのですが、イージーリスニング風になってしまうのが、ちょっとね...。
「Donna Lee」は全員ユニゾンで始まるコードレスクインテットです。よくある爆走テンポではなく、落ち着いた感じでバップの楽しさが堪能できます。というか後半は、かなりやっつけで力業の応酬になってしまっています。
これまた、ハープが入って大仰な感じで始まる「Parker's Mood」です。ブルースにハープって...。な感じですがイントロ、エンディングだけなので安心です。コードレスの演奏として楽しめます。こういうブルースのクロさは、プリンタップの大きな魅力のひとつです。
このアルバムのハイライトとなった「The Hymn」です。超高速4ビート。中村 健吾と高橋 慎之助のリズムキープに度肝を抜かれました。フロントのヨレ具合に聴いている方も引っ張られるのですが、グルーヴをキープしつつの的確な反応にはグッと来ます。コードレスクインテットのスリリングさを堪能しましょう。
「Quasimodo」もコードレスクインテットでの演奏。ミディアムテンポでリラックスした演奏です。安定した和み感が良い感じです。
「Lover Man (Take 1)」はカップミュートのバージョン。やはりハープが入ると限定的な響きになって、自由度がないのです。全部、頭打ちのコードバッキングなのも、気になって仕方がない...。
コードレスクインテットに戻って「Confirmation」です。オーソドックスでバッピッシュな演奏です。
アグレッシヴなベースサウンドから始まる「Bird Feathers」もコードレス。後半はウィントン・マルサリス状態になっているプリンタップです。対してナッシュは、いきなりキレまくっていて、のけ反ります。慎之助も炸裂しちゃってます。楽しそうですねぇ。
  1. Stupendous
  2. Now's The Time
  3. Lover Man (Take 2)
  4. Bird Of Paradise
  5. Donna Lee
  6. Parker's Mood
  7. The Hymn
  8. Quasimodo
  9. Lover Man (Take 1)
  10. Confirmation
  11. Bird Feathers
  • Marcus Printup(tp)
  • Ted Nash(ts,as)
  • Riza Hequibal(harp)
  • 中村 健吾(b)
  • 高橋 慎之助(ds)
  • Rec.2006.
  • SteepleChase

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2007年11月22日 (木) at 12:51



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