Can You Dig Being Dug?/Carl Saunders

Be Bop Big Band」を聴いて、すっかり虜になってしまった、L.A.のバップ名人カール・サンダースのライブ盤です。


Can You Dig Being Dugimage

チャーリー・オー・クラブでの録音で、ピアノにクリスチャン・ジェイコブ、ベースにデイブ・ストーン、ドラムにサント・サヴィーノというクァルテットです。2002年の「Live At Spazio」という DVD でも同じメンツなので、レギュラーメンバーなのでしょう。非常にリラックスした演奏です。スタンダード2曲以外は、全て彼のオリジナルで、バピッシュなプレイを堪能できます。

スタンダードの「There Will Never Be Another You」でオープニング。軽快なスイングビートで、長尺なフレージングを、上から下まで、まさに縦横無尽に吹ききるプレイスタイルは、職人芸の域にまで達しています。
いなたい4ビートの「Happy Go Lucky」は、メロディーセンスが抜群。いい曲だ。
表題曲の3連ブルースもの「Can You Dig Being Dug?」の永遠と続く16分音符連射ソロは、聴いているほうが苦しくなってきます...。
ミュートプレイの「Yesterdays」は、ちょい早めのミディアムスイングです。ピストンが、カタカタうるさいのですが...。ドラムが、まったりしちゃってるなぁ。
ボサな「Calming Notion」は、シンプルな旋律で哀愁漂う小品。フリューゲルのメロディックなソロは、絶品です。
「MIDI Evil Blues」は、その名の通り、6/8拍子の MIDI ループみたいなメロディライン。ベースのバッキングに躍動感があって、面白い曲になっています。
スピード感溢れる「One Note Samba」の怒濤のフレージングは見事です。ジェイコブのピアノも大きく唄っていて良いですね。強引なドラムバースもライヴらしくスリリングです。てか、ヤな感じ?
ロマンティックなバラード「What Can I Say?」は、ブルージーでメロウですね。
「The Girl from Cancun」は、ちょっと旋律に存在感が無くて、印象薄い感じ。どうしても、この人の場合、ソロに耳がいってしまうのが、ある意味残念。
「Blues on the Side」で、サクッとブルースで〆ます。この空間を埋め尽くすスタイルは、飽きがくるのです。確かにモノ凄いテクニックなんですがね...。
  1. There Will Never Be Another You
  2. Happy Go Lucky
  3. Can You Dig Being Dug?
  4. Yesterdays
  5. Calming Notion
  6. MIDI Evil Blues
  7. One Note Samba
  8. What Can I Say?
  9. The Girl from Cancun
  10. Blues on the Side
  • Carl Saunders(tp)
  • Christian Jacob(p)
  • Dave Stone(b)
  • Santo Savino(ds)
  • Rec.Jun.13〜Sep.30.2003.
  • Itsus Jazz

写真クリックでAmazonで試聴&詳細をみる

2007年03月28日 (水) at 12:20



1年前の同日エントリ 2年前の同日エントリ 3年前の同日エントリ 4年前の同日エントリ 5年前の同日エントリ 6年前の同日エントリ