Best Improvisation/Jaco Pastorius

ジャコ後期'86年の録音からのベスト盤です。


ベスト・インプロヴィゼーションimage

Live in Italy」「Heavy 'n Jazz」「Stuttgart Aria」と、この辺りからのコンピレーションです。この3枚は、荒廃した状況だったジャコ末期でも、奇跡的に出来がよいのす。音楽を追求し、もがき、苦悩する”天才”の真実を、聴き取る事が出来ます。ファン(マニア)にとっては、貴重な音源と言えるでしょう。例によって、音質は悪いです。

「Teen Town」は、トリオでの演奏。この時期の片腕ビレリ・ラグレーンが、音楽を牽引していますが、縦横無尽のベースラインは健在。圧巻です。
テーマを途中で投げちゃう「Donna Lee」は、ツライ・・・。ソロにも生彩がありませんが、まさに、もがいている様子が手に取るように分かります。
「Black Market」もラグレーン任せなんですが、バックでの多彩なラインは、健在です。ライヴ録音なので、聴き取りにくいのが残念です。
「Continuum」は、繊細さが欠けています。危機的な精神状態が伺える寂しい演奏です。
アヴァンギャルドパンクに傾倒している「Stuttgart Aria,No.2」では、生きていたら、コレを推し進めていったのでは?とか、思っちゃいます。
「Honestly,Pt.5」は、サンプラーを駆使して、「自分はジミヘンの生まれ変わり」と豪語していたジャコらしい演奏。このバージョンは珍しい。
教育テレビで流れそうな「Teresa」は、優しい雰囲気のワルツ。こんな一面も見逃せません。
「Broad Way Blues」もラグレーン主導。ジャコのディストーションを踏んだソロにも、かつての破壊的なパワーは感じられませんが、無難にまとめてきます。
  1. Teen Town
  2. Donna Lee
  3. Black Market
  4. Continuum
  5. Stuttgart Aria,No.2
  6. Honestly,Pt.5
  7. Teresa
  8. Broad Way Blues
  • Jaco Pastorius(b,p,viola)
  • Jan Jankeje(synth)
  • Wladislaw Sendecki(key)
  • Bireli Lagrene(g)
  • Peter Lubke(ds)
  • Thomas Boricz(ds)
  • Serge Bringolf(per)
  • Rec.Mar〜Dec.1986.
  • Toy's Factory

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2006年06月13日 (火) at 09:16



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