White Nights/Vladimir Shafranov
ウラジミール・シャフラノフはロシア出身のピアニスト。ジョージ・ムラーツ(b)、アル・フォスター(ds)による珠玉のピアノトリオらしいのだが・・・。

白夜って、どんな雰囲気なのか知りませんが、物憂げながらも、リラックスした音世界が、柔らかなピアノタッチから広がります。いわゆるヨーロッパジャズ的な雰囲気は無く、オリジナルを交えつつ、ジャズジャイアンツの名曲を中心に、オーソドックスな演奏が続きます。名盤と云われているらしいのですが、そんな所も、物足りなく感じます。ピアノトリオでも聴いてみちゃおうか的な、ジャズ入門者には最適かもしれませんね。
軽快にスイングする、ガーシュインの「Love Walked In」です。アル・フォスターのブラシが冴えます。
ゴルソンの超有名バラード「I Remember Clifford」なんですが、熱くない・・・。
「ジャイステ」も、なんだか、淡々と演っちゃっていますね。上手いんだけどねぇ。
オリジナルの表題曲「White Nights」は、いい感じのバラードですね。ムラーツのアイディアが光ります。ビョーンってね。
オリジナルのブルースナンバー「Bluesnost」で、やっと、盛り上がってきました。オスカー・ピーターソンにも通じるコロコロとしたメカニカルなフレージングに、( ̄ー ̄)ニヤリ。ムラーツの仕掛けも、いいね。
スタンダードの「Tin-Tin-Deo」は、倍テンになってくれーと思っていると、突入しました。やっぱり、この方が、抜群に良い。キレ気味のキラキラした音色ソロは、アル・フォスターの反応もよくて、聴き入ってしまいます。
ゴルソンの「Sad To Say」は、暗〜いバラード。アート・ファーマーの演奏しか知らないのですが、なんとなくクラシカルで、いかにも渡欧後の作品といった趣です。ムラーツの弓で終わる辺りも、非常に暗い。
ショーターの「Lester Left Town」を、アップテンポで演ります。うん。この人は唄モノよりも、こういう方が向いているのではないか?と思われ。
と思っていると「I've Never Been In Love Before」だよ・・・。全くラウンジピアノにしか聴こえないぞ。ムラーツ、アル・フォスターが、勿体ない・・・。
「'Round Midnight」は、ムラーツのプレイを聴くべし。
ショーターの「One By One」キメがカッコイイ曲なんですが、どうも輪郭が、はっきりしない。
「Django」なんですが、やっぱり、ピアノよりもムラーツの音に、引き込まれてしまいます。
「Vova-Nova」オリジナルのボサノバです。あっ、そうか。このアルバムは、似たようなビートが多くて、飽きてくるのだな。
モンクの「I Mean You」。うーん。キレが足りない。
- Love Walked In
- I Remember Clifford
- Giant Steps
- White Nights
- Bluesnost
- Tin-Tin-Deo
- Sad To Say
- Lester Left Town
- I've Never Been In Love Before
- 'Round Midnight
- One By One
- Django
- Vova-Nova
- I Mean You
- Vladimir Shafranov(p)
- George Mraz(b)
- Al Foster(ds)
- Rec.Jan.4,5.1990.
- Jazz Alliance
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